builderscon 2018に参加してきました #builderscon

builderscon 2018に参加してきました。今回が初参加です。 去年は存在を知ったときには時遅しで盛り上がっているTwitterを眺めているだけしかできませんでしたが、今年はチケットが売り出された瞬間に押さえました!

そんな念願叶って参加できたbuildersconで特に印象に残ったセッションを紹介していきます。


Envoy internals deep dive

ゲスト招待のLyftのMatt Clein氏によるEnvoyの講演。
講演の中では、LyftがPHPモノリシックなシステムだった頃の話から、30以上ものマイクロサービスが導入されて運用に困難を感じていた話、その課題を解消するべくEnvoyが作られたという話、そしてEnvoyの特徴の話、特にthreading modelの話が重点的に語られました。
Envoyについては自分はKubernetesの文脈でちょいちょい出てくるワードぐらいにしか認識していませんでしたが、様々なアプリケーションに対応したかなり便利なプロキシソフトウェアのようで。興味が沸いたので色々調べてみようと思います。


Webサービスの品質とは何か?アラート地獄と監視の失敗、サービスレベル目標設計から学んだ3つの答え

Eurekaの恩田氏のWebサービスの監視についての講演。
アラートあるある話が非常にわかりみがありました。アラートに対して取るアクションが分からなかったり、ずっとなってるけどとりあえず無視して良いアラートとか…。そういうアラートが積み重なると、組織に疑心暗鬼の空気流れるよね、とか。
ちゃんと意味のある目標設定をして改善を行っていくという、やるべきことをちゃんとやってサービス品質を着実に前進させているというところにとても好感を持ちました。やるべきことをやるとはいっても、それがなかなかできないものであることは自分の実感としてあるので。。。
もういっぺん復習しておきたい発表でした。


ファミコンエミュレータの創り方

bokuweb氏による講演。 懇親会でたまたま声をかけてくださった方が猛プッシュしていたので興味を持ったので聞きに行きました。
自分が普段触っているレイヤーの話とは離れていたのと、相当濃密な内容で駆け足だったので技術的な内容はほとんどついて行けなかったです。が、Webブラウザでファミコンゲームが動作していたのに感動したのと、発表者のbokuwebさんの迸る情熱がすごくて楽しい発表でした。
「知らなかった、を聞く」という今回のbuildersconのテーマを一番体感した時間に思いました。

発表スライド



残念だったこと

9/8の途中で会社のプロダクトからアラートがあがって、その対応で途中離脱しなければならなかったこと!

うあああぁあぁぁぁぁ!無念すぎる。

全体的な感想

途中抜けしなければならなかったのは残念ですが、全体として本当に楽しいカンファレンスでした。
普段自分が仕事で関わっている分野以外の話を聞きに行ってみても結構楽しめたのはよかったです。
来年も行くぞ!来年こそは最後まで参加するぞ!